2026年 OpenClaw クラウドサーバー導入の二つのルート:ワンクリックイメージ vs ソースビルド
OpenClaw をクラウドサーバーに導入する主な方法は二つです。一つはクラウド事業者が提供する OpenClaw/Claw アプリイメージでワンクリック構築する方法で、すばやく動作確認したい方や依存関係を触りたくない方に向いています。もう一つは Node 22 を手動で入れ、npm または pnpm で openclaw をグローバルインストールして自分で設定する方法で、カスタマイズや既存の運用フローがあるチーム向けです。ワンクリックイメージなら 3~5 分でコンソールにアクセスできますが、OS やバージョンはイメージに依存します。ソースビルドは 20~30 分かかりますが、Node と openclaw の版を細かく指定できます。2026 年では、まずワンクリックイメージで動かしてから、必要に応じて自前構築やリモート Mac へ移行することをおすすめします。
システム要件と必須項目:Node 22・18789ポート開放・ファイアウォールとセキュリティグループ
どちらのルートでも、次の三つを満たさないとコンソールにアクセスできず、サービスも外部に提供できません。
| 項目 | 要件 | 説明 |
|---|---|---|
| Node.js | ≥ 22.0.0 | 22 未満だとインストールや起動で不具合が出ることがあります。nvm で管理することを推奨:nvm install 22 && nvm use 22 |
| ポート | TCP 18789 | OpenClaw コンソールとゲートウェイのデフォルトポート。インスタンスのセキュリティグループ/ファイアウォールでインバウンドを許可する必要があります |
| OS とリソース | Linux Ubuntu 20.04+ / macOS / Windows WSL2。最低 2 コア 2GB メモリ・20GB ディスク | クラウドイメージは多くの場合これを満たしています。自前構築の場合は要確認 |
クラウドサーバー(テンcent雲・アリ雲など)では、コンソールで「セキュリティグループ」または「ファイアウォール」を開き、インバウンドルールを追加してください:プロトコル TCP、ポート 18789、ソース 0.0.0.0/0(必要なら IP 制限)。そうしないとブラウザで http://サーバーIP:18789 にアクセスしてもタイムアウトします。
インストール時のよくある問題:Node版不一致・npmハング/タイムアウト・ミラーと pnpm の使い方
2026 年時点でよくある三つのインストール問題と対処法です。
# 1. Node 版の確認と切り替え(≥ 22 必須)
node -v
nvm install 22
nvm use 22
# 2. npm 国内ミラーの設定(ハング/タイムアウト対策)
npm config set registry https://registry.npmmirror.com
# 3. npm の代わりに pnpm を使う(任意・多くの場合高速)
npm install -g pnpm
pnpm add -g openclaw@latest
# 4. ワンクリックインストールスクリプト(公式・全プラットフォーム共通)
curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash
Node が古い: インストールや起動でエラーが出たら、まず node -v を実行し、22 未満なら nvm または公式パッケージで Node 22 を入れ、デフォルトにしてください。
npm install がハングまたはタイムアウト: まず国内ミラーを設定し、それでも不安定なら pnpm でインストールしてください。
Docker コンテナが起動しない: 18789 が使用中でないか(netstat -an | grep 18789)と、イメージの取得が完了しているかを確認してください(国内ミラー加速の設定も有効です)。
コンソールにアクセスできない・Telegram/Feishu が応答しないときの確認手順
コンソールが開けない(http://IP:18789 がタイムアウトまたは拒否): 大半は 18789 がファイアウォールで開放されていません。クラウドコンソールでインスタンスの「セキュリティグループ」→ インバウンドルールを確認し、TCP 18789 を追加してください。自宅やオンプレの Linux の場合は firewalld・ufw または iptables で 18789 を許可しているか確認し、開放後に OpenClaw を再起動してから再度アクセスしてください。
Telegram / Feishu Bot が応答しない: まず OpenClaw が動いているか確認(openclaw status またはプロセス確認)し、該当チャネルの Token が正しく設定されているか、Bot 設定で必要な権限が有効か確認してください。ログ openclaw logs --tail 50 で接続や認証エラーを確認できます。複数チャネルを同時に設定でき、会話履歴はチャネルごとに分離されます。
マルチプラットフォーム連携とオフライン運用(Ollama)の概要
OpenClaw は同一インスタンスで複数チャネル(Telegram、Discord、Feishu など)を設定でき、すべてのチャネルが同じ AI 能力を共有し、会話履歴はチャネルごとに独立しています。スキルや一部チャネル連携にはネット接続が必要です。Ollama などのローカルモデルを使う場合は、コアの会話部分はオフラインで動作できます。モデル選びの目安:日常会話は Kimi・MiniMax、プログラミングは Claude Sonnet・GPT-4、コスト重視は DeepSeek・Qwen、プライバシー重視は Ollama のローカル導入が向いています。
FAQ とチェックリスト:クラウドイメージとリモート Mac 常時運用の使い分け
- とにかくすぐ検証・短期試用したい: クラウド事業者の OpenClaw イメージを使い、上記のとおり 18789 を開放し API Key を設定すれば十分です。
- 7×24 で安定稼働させたい・クラウドホストの運用やセキュリティグループを触りたくない: OpenClaw をリモート Mac ホスティング(SFTPMAC など)に移し、提供側にノードの可用性・ディレクトリと権限の明確さを任せると、長期の自動化やマルチプラットフォーム連携に向いています。
- すでに Apple 環境や Mac ワークフローがある: リモート Mac のほうが互換性やデスクトップ/ファイル連携が揃いやすく、アップデートやバックアップ方針も統一しやすいです。
クラウドイメージはすぐ試す・検証するのに向いています。タスクが「たまに動かす」から「常時稼働・マルチプラットフォーム・明確なディレクトリと権限」になるときは、リモート Mac ホスティングにすると運用負荷を減らしつつ安定性を高めやすくなります。
OpenClaw コンソールにアクセスできない場合は?
大半はファイアウォールまたはセキュリティグループで 18789 ポートが開放されていないためです。クラウドコンソールでインスタンスのセキュリティグループ・インバウンドルールを確認し、TCP 18789 を許可してください。自宅やオンプレの Linux の場合は firewalld/ufw または iptables で 18789 を開放しているか確認してください。
npm install がハングまたはタイムアウトする場合は?
国内ミラーを設定:npm config set registry https://registry.npmmirror.com。または pnpm を npm の代わりに使うとインストールが速くなります。Node 版が ≥ 22.0.0 であることも確認し、それ未満だと互換性でハングすることがあります。
クラウドイメージとリモート Mac で OpenClaw を常時運用するのはどちらがよい?
クラウドイメージは短期検証・試用や既存のクラウドリソースがある場合に適しています。7×24 の安定稼働、Apple 生態系との互換、ディレクトリと権限の明確さ、既存の Mac ワークフローとの統一が必要なら、リモート Mac ホスティング(SFTPMAC など)での常時運用を推奨します。
クラウドサーバーで自前構築した OpenClaw はすぐ動かせますが、長期運用ではセキュリティグループ・OS 更新・バックアップ・複数環境の一貫性を考える必要があります。AI 自動化そのものに集中し、運用の細かい部分は任せたい場合は、SFTPMAC のリモート Mac ノードに OpenClaw を導入する選択肢があります。18789 ポートの到達性・ディレクトリと権限の明確さを当方で確保し、マルチプラットフォーム連携と 7×24 安定稼働に対応しているため、モデルとチャネルの設定に集中していただけます。
